独スーパーマーケットチェーン大手のカウフラントは13日、国内店舗を対象に電気駆動車用の急速充電ステーションを2019年初めまでに約100カ所、整備すると発表した。2018年半ばまでに40カ所以上の整備が完了する予定。供給する電力は100%再生可能エネルギーで、充電料金は無料とする。
カウフラントが整備する充電器の出力は50キロワットで、45分間で充電容量の最大80%を充電することができる。また、1カ所の充電ステーションで同時に2台を充電することができる。
カウフラントは今回の充電インフラの整備で、ドイツ連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)が実施する公共の充電インフラ整備に対する助成措置を活用する。
カウフラントは、独南西部バーデン・ヴュルテンベルク州のネッカースウルムに本社を置く。国内に650カ所以上の店舗を持ち、従業員数は7万8,000人を超える。国外では、チェコ、ポーランド、クロアチア、ブルガリア、スロバキア、ルーマニアに進出しており、約5万人の従業員を抱えている。