独エルリングクリンガー、中国バイトンから軽量部品を大型受注

独自動車部品大手のエルリングクリンガーは1月30日、中国の電気自動車(EV)の新興企業バイトン(Byton)から金属と樹脂を組み合わせた軽量なハイブリッド部品(ポリマー・メタル・ハイブリッド部品)の大型受注を獲得したと発表した。バイトンの高級SUVに搭載するコックピットクロスカービームを供給する。2019年に中国の蘇州市にある工場で生産を開始する予定。6年の契約期間における受注は総額で数千万ユーロの規模になる。

バイトンに供給する部品の開発業務は、米国のシリコンバレーとドイツ南部にある技術センターが担当する。バイトンとエルリングクリンガーは今後さらに、当該部品を他のモデルにも採用する方針を示している。

エルリングクリンガーは2015年から、レミントン(カナダ)、蘇州(中国)でポリマー・メタル・ハイブリッド部品の生産を開始しており、2017年半ばからはフリーモント(米国)でも量産している。

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