メルセデスベンツ、米デトロイトの出展を見送り

独自動車大手ダイムラー傘下の高級車ブランドであるメルセデスベンツは、2019年1月に開催される米デトロイトモーターショーへの出展を見送るもようだ。同社は業界紙『オートモーティブニューズ』の取材に対し、19年は出展しない方針を認めた。デトロイトモーターショーの広報担当者も取材に対し、メルセデスベンツが2019年は出展しないことを認めているという。ただし、将来の参加については協議を続けている、とした。

メルセデスベンツは2019年の出展を見送った理由として、自動車業界の複雑さが増していることや、製品やサービスの開発コストの増加を挙げている。今後は自動車見本市への出展について、ケース・バイ・ケースで検討していく方針を示している。

メルセデスベンツの関係者は出展の見送りが憶測されていた2月上旬の取材に対し、デトロイトモーターショーについて、「新モデルの発売スケジュールに合うかなどを見極めなければならない」と説明し、今年は「Gクラス」の発売にスケジュールが合った、と述べ、「2020年も出展しないということではない」とコメントしていた。

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