BMW、南アフリカ・ロスリン工場の「3シリーズ」生産を終了

独高級車大手のBMWは南アフリカのプレトリアにあるロスリン工場における「3シリーズ」の生産を終了した。同工場では1983年から35年間にわたり「3シリーズ」を生産。これまでに119万台強を出荷した。

ロスリン工場では今後コンパクト・クロスオーバーSUV「X3」の生産を開始する。「3シリーズ」の生産はメキシコのサン・ルイス・ポトシ工場に移管される。

BMWグループは2015年にロスリン工場で「X3」を生産するとして60億ランド(約4億1,600万ユーロ)の投資を発表。南アフリカの自動車産業では最大規模の投資となった。さらに2017年には生産能力を引き上げるとして1億6,000万ランドの追加投資を実施した。

ロスリン工場のシュテファン・フュルゼンベルク社長によると、追加投資などにより生産能力は年7万6,000台に拡大し、45年の歴史を持つ同工場としてこれまでで最大の生産規模となることが見込まれている。

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