エダック、自動車の走行データを商品化へ

独自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)は、走行中の自動車から集めたビッグデータを活用するビジネスモデルの開発を計画している。EDAGグループのユルゲン・フォークトCEOによると、新たなビジネスモデルは走行中の自動車から集めたビッグデータを取引企業のサービスに合わせて分析・加工し、デジタルパケットやデジタルサービスとして提供する。例えば、走行中の自動車が撮影した駐車場の画像データを解析して最新の空き状況を提供する情報サービスを構築することができる。同社は現在、国内の自動車メーカー向けに道路の損傷状況を登録するシステムを開発している。車両のセンサーが感知した路面状況と位置情報のビックデータを解析・提供することで、走行中の自動車が道路破損を先読みし、衝撃を緩和するシステムの開発が可能となる。

EDAGは知的データベースとSpark、Hadoop、Kafkaなどのクラスタシステムを活用するシステムの開発など、ビックデータとデータコネクテッドをテーマとする事業分野を強化している。

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