独自動車大手のBMWグループは2日、ドイツのライプチヒ工場でプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー「i8ロードスター」の量産を開始すると発表した。同工場では、改良した新型「i8クーペ」も生産を開始する。BMWは両モデルを2018年5月に市場投入する予定。
新型「i8クーペ」は4人乗り。「i8ロードスター」は2人乗りのオープンカーで、電動開閉のソフトトップを装備する。両モデルとも、容量34Ahの高電圧リチウムイオン電池を搭載する。1回のフル充電の航続距離(新欧州ドライビングサイクル:NEDC)は、「i8クーペ」が55キロメートル、「i8ロードスター」は53キロメートルとなっている。
BMWはPHVスポーツカー「i8」を2014年に市場投入した。ライプチヒ工場では「i8」のほか、2013年から電気自動車「i3」、2017年からはスポーツ仕様の「i3s」も生産している。
ライプチヒ工場では現在、「BMW i」ブランドのモデルを1日あたり130台生産している。