PSA、アイシンAWの6速ATをライセンス生産

仏自動車大手のPSAとアイシン・エィ・ダブリュ(愛知県安城市)は21日、オートマチックトランスミッション(AT)のライセンス契約を締結した。アイシン・エィ・ダブリュのFF車(フロントエンジン、フロントドライブ)用6速AT「EAT6」を生産するためのライセンスをPSAに供与する。PSAは2020年からフランスのバレンシエンヌ工場で当該ATの生産を開始する。生産規模は年30万基を計画している。

PSAはこれまで、アイシン・エィ・ダブリュが製造した変速機を日本から輸入してきた。PSAは自動変速機を搭載したモデルの販売を今後2倍に拡大する戦略を進めている。フランス国内の工場で生産することで自動変速機の需要拡大に対応する。

バレンシエンヌ工場では現在、トランスミッションを生産しており、生産ノウハウを持つ。同工場で生産する「EAT6」は、プジョー、シトロエン、DSのモデルのほか、グループのプラットフォームをベースにしたオペル/ボクスホールのモデルにも搭載される。

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