スウェーデンの商用車大手ボルボ・トラックスは12日、同社初の電気トラック「FLエレクトリック」を発表した。都市部での配送業務や廃棄物収集などでの利用を想定したモデルで、2019年に欧州で販売および量産を開始する予定。最初の2台は、廃棄物収集・リサイクル会社のレノヴァ(Renova)と運送会社TGMに納入する予定。
同モデルは、総重量16トンで、最大出力185キロワット(定格出力130キロワット)、最大トルク425Nmの電気モーターを搭載する。充電池は、リチウムイオン電池2~6個(総容量:100~300キロワット時)の搭載が可能で、航続距離は最大300キロメートルとなる。
ボルボは、ゼロエミッションの電気トラックは屋内での使用や、排ガスに含まれる有害物質の多い車両の乗り入れを規制する環境ゾーンに投入することができるほか、走行音が静かなため、夜間の配送業務などにも使用できる、と説明している。