欧州商用車販売、3月は2.5%減少

欧州自動車工業会(ACEA)が24日発表した2018年3月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における3月の新車販売は、前年同月比2.5%減の26万810台にとどまった。すべてのセグメントで前年同月を下回った。主要5カ国では、唯一、フランス(7.7%増)が増えたものの、ドイツ(7.6%減)、イタリア(3.5%減)、スペイン(1.9%減)、英国(5.9%減)は減少した。1~3月の累計は62万2,439台となり、前年同期期に比べ2.6%増加している。

3月のセグメント別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比2.2%減の22万835台にとどまった。3.5トン超の中・大型トラックも前年同月比3.0%減の3万6,208台、16トン以上の大型トラックも前年同月比2.7%減の2万9,501台と低調だった。

バスは、前年同月比12.6%減の3,767台と、大きく落ち込んだ。主要国では、イタリア(31.7%増)とスペイン(8.7%増)で伸びた一方、英国(28.0%減)、ドイツ(11.9%減)、フランス(10.8%減)が2ケタの減少だった。

上部へスクロール