BMW、ライプチヒ工場に3億ユーロ超投資

独自動車大手のBMWグループは23日、ドイツのライプチヒ工場に3億ユーロ超を投資すると発表した。生産能力を約10万台引き上げるとともに、車体製造や塗装、組立てライン、物流施設の設備を近代化する。

生産能力は、現在の年約25万台から約10万増え、2020年に年約35万台に拡大する。電気駆動車の「BMW i」ブランドモデルの生産は、販売好調を受けて今秋からすでに、1日あたりの生産規模を現在の130台から、200台に引き上げる。

ライプチヒ工場は、2005年3月に従業員2,000人で量産を開始した。従業員数は現在、5,300人超に増えている。2005年3月の量産開始からの累計生産は230万台を超えており、同工場への投資残高はこれまでに総額約30億ユーロに達している。

ライプチヒ工場では、2013年に小型電気自動車「i3」の量産を開始、2014年にはプラグインハイブリッドのスポーツカー「i8」、2018年3月からは「i8」のロードスターモデル「i8ロードスター」も生産している。

BMWグループは将来、既存の生産ラインで電気駆動車も生産できる体制を整備していく計画で、内燃エンジン車、ハイブリッド車、電気自動車を同じ組み立てラインで流す柔軟な生産体制の構築を目指している。

上部へスクロール