欧州自動車工業会（ACEA）が5月25日発表した2018年4月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における4月の商用車新車販売は、前年同月比9.6％増の19万9,252台に拡大した。3月は前年同月を下回ったが（2.5％減）、4月は堅調な伸びを示した。1～4月の累計は、前年同期比4.3％増の82万2,481台だった。
4月の主要5カ国の販売は、英国（0.03％増）がほぼ前年並みだったものの、スペイン（22.0％増）、ドイツ（14.5％増）は2ケタ増、フランス（6.9％増）とイタリア（1.3％増）も前年同月を上回った。
4月のセグメント別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比9.8％増の16万2,527台に大きく伸びた。3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比10.6％増の3万3,276台、16トン以上の大型トラックも前年同月比11.7％増の2万7,189台と2ケタの増加だった。
バスは、前年同月比4.3％減の3,449台にとどまった。主要国では、スペイン（30.7％減）と英国（29.0％減）が低調だった一方、イタリア（12.6％増）とドイツ（12.5％増）は2ケタ増と、国によってバラツキが見られた。