独自動車部品大手のボッシュは5月23日、中国の安徽省蕪湖市に建設した新工場を開設した。新工場の面積は1万8,000平方メートル。中国の自動車市場向けに、インフォテイメントシステムや計器クラスター、コネクティビティコントロールユニット(CCU)などを生産する。従業員数は、2018年末までに約900人の規模となる予定。うち、160人は研究・開発に従事する。
中国はボッシュにとって、ドイツ国外では最大の市場であり、従業員6万人以上を抱えている。2017年の中国における売上高は149億ユーロだった。(ボッシュグループ全体の2017年の売上高は781億ユーロ、従業員数は約40万2,000人(2017年12月31日時点))。ボッシュの世界全体の売上高のうち、アジア・太平洋地域は約30%を占めており、そのうち中国は60%以上を占めている。
ボッシュは3月には、中国の電子商取引大手の阿里巴巴(アリババ)と自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社であるBanma Network Technology(斑馬網絡)と戦略提携する契約に署名している。