独自動車部品メーカーのエーリヒ・イェーガーは2017年の売上高が8,350万ユーロとなり、前年比で約24%増の大幅な増収となった。売上高の記録更新は4年連続となる。2018年も売上高で2ケタの成長率を見込んでいる。独自動車業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
エーリヒ・イェーガーは1927年の設立で、自動車業界などの産業向けにコネクターやケーブルなどの接続部品を製造している。1998年からドイツの投資会社AdCapitalグループの傘下にある。従業員数は約970人。
中国事業が好調で、2017年は中国における売上高で2,000万ユーロを計上した。エーリヒ・イェーガーのヴォルフガング・ヴィーゼ社長によると、牽引車とトレーラー向けの連結部品では同国で約40%の市場シェアを持つ。
同社は引き続き、データ伝送、電子制御、生産の自動化など「デジタル化」通信接続の分野に重点を置く方針。今年は、機械間の通信(M2M)や電子診断機能、リアルタイム・ビデオシステムなどに必要な高精度のデータ伝送を可能にする新製品のコネクター「ハイスピードISOBUS」が業績に寄与すると見込んでいる。
エーリヒ・イェーガーは、独ヘッセン州のフリートベルクに本社を置く。中国、メキシコ、チェコに工場があり、営業オフィスを米国、フランス、ポーランド、イタリアに持つ。2018年は特に開発と生産技術の分野で従業員を増やす計画。