ポルシェ、2019年にフォーミュラE参戦

独高級スポーツメーカーのポルシェはこのほど、2019年末開催のフォーミュラE(電気駆動のF1)から参戦すると公式表明した。すでにFIA世界耐久選手権の最高クラスLMP 1に参加してきたプロジェクトチームのエンジニア約130人が、耐久レースのノウハウを活かして車両開発を行っている。

新たなレースカーはリアスポイラーがない斬新なデザインが特徴。最高出力は340PS、最高速度は時速300kmになる予定。フォーミュラEでは、エネルギーをどれだけ有効に使うかがレースの行方を左右する。ポルシェは今年上半期にレースカーのテスト走行を開始する予定。パワー・エレクトロニクスや温度管理など技術面での規制が多く、開発責任者のミヒャエル・シュタイナー氏は競合との差別化が難しいと語る。

フォーミュラEは基本的に大都市の公道に設営されたレースコースを走る。F1よりもチケットが安く、関連イベントも多いことから人気が高まっている。今シーズンからアウディが参戦したほか、BMWも年末までにファクトリチームで参戦すると表明している。2019年から参戦する予定のメルセデスも、参加を早める可能性が高い。

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