パリに本部を置く国際エネルギー機関(IEA)が5月30日発表した「世界電気自動車展望2018年(Global EV outlook 2018)」によると、乗用車の電気自動車(BEV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)の世界保有台数は2017年に前年比で54%増え、初めて300万台を超えた。
2017年の販売台数では、中国が約58万台で最も多い(前年比72%増)。一方、2017年の新車販売台数に占めるBEV・PHEVの市場シェアでは、ノルウェーが39.2%、アイスランドが11.7%、スウェーデンは6.3%と、北欧諸国が上位を占めている。中国は2.2%、ドイツは1.6%、米国は1.2%、日本は1.0%だった。
当該レポートは、電気自動車イニシアティブ(EVI)の加盟国など、世界44カ国のデータを分析している。