独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダは、イスラエルのテルアビブで将来の提携パートナーとなるスタートアップ企業を探している。シュコダは昨年末、イスラエルの輸入販売代理店Champions Motorsと合弁会社Skoda DigiLab Israel(シュコダ・デジラボ)を設立し、今年初めから営業を開始している。
テルアビブには多くのIT企業やスタートアップ企業が終結している。シュコダ・デジラボはこれらの企業と提携し、将来の事業モデルとなる革新的なアイディアを探している。提携分野はビッグデータやサイバーセキュリティー、センサー技術など多岐に及ぶ。シュコダ・デジラボの責任者であるジャミラ・プラチャ氏によると、現在スタートアップ10社と提携しており、そのうち4社とはすでに具体的な開発計画が動いているという。
シュコダが掲げる「2025年戦略」では、エレクトロモビリティ、自動走行機能、デジタル化が将来の成長をけん引するとしており、シュコダ・デジタルラボの今後の活動が大きく期待されている。