英乗用車生産、5月は1.3%増加

英自動車工業会(SMMT)が28日発表した同国の2018年5月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は13万7,225台となり、前年同月に比べ1.3%増加した。前年同月は、複数の工場が新モデルやマイナーチェンジモデルの導入に向けて生産スケジュールを調整していたため、生産台数が大幅に減少していた影響がある。1~5月の累計は、前年同期比2.9%減の70万5,603台だった。

5月の乗用車生産のうち、国内向けは前年同月比12.8%増の2万9,918台、輸出向けは1.5%減の10万7,307台だった。英国の乗用車生産のうち、輸出向けは全体の約8割を占めている。

■5月の商用車生産、0.6%減

5月の商用車生産は、前年同月比0.6%減の6,833台だった。国内向けが21.9%減の1,954台と大幅に落ち込んでいる。全体の約7割を占める輸出は11.6%増の4,879台だった。

1~5月の累計は、前年同期比8.4%減の3万3,384台となった。内訳は、国内向けが21.3%減、輸出向けも1.3%減と前年同期をやや下回っている。

■5月のエンジン生産、5.1%増

5月のエンジン生産は、前年同月比5.1%増の24万2,391基だった。国内向けが12.4%減の8万8,214基に低迷した一方、輸出は18.7%増の15万4,177基と2ケタの増加だった。

1~5月の累計は、前年同期比7.1%増の125万5,847基。国内向けが前年同期を5.4%下回る一方、輸出は16.4%の増加だった。

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