スウェーデンの商用車大手ボルボ・トラックス は6月28日、米物流大手フェデックス、ノースカロライナ州ターンパイク公社との共同研究の一環として、同州の高速道路で先進運転支援システム(ADAS)技術を使ったトラック隊列走行(プラトーニング)テストを実施したと発表した。大手商用車メーカーと物流会社が高速道路で同技術のテストを行うのは米国では初めてという。走行実験は、28フィートのダブルトレイラーを連結したボルボ製トラック「VNLトラクター」3台を使用して行われた。各車両は、協調型車間距離維持支援システム(CACC)を使った隊列走行に成功した。実験時の最高速度は時速62マイル(約99.77km)、タイムギャップ1.5秒の車間距離を維持しながら走行した。