独自動車大手のダイムラーは7月25日、米国で3番目に大きい都市であるシカゴでカーシェアリングサービス「Car2go」を開始した。北米では10カ所目の拠点となる。世界全体の「Car2go」拠点は、シカゴを含めて計25カ所となった。
シカゴでは、ダイムラー傘下の小型車ブランド、スマートの2人乗りモデル「フォーツー」およびメルセデスベンツブランドの車両を計400台配置している。
「Car2go」の顧客数は2018年上半期(1~6月)に10%増加し約330万人に拡大した。2017年7月と比べると25%増加している。世界に配置している車両は計1万4,000台で、上半期における走行距離は計9,000万キロメートル超だった。うち、電気自動車(1,400台)による走行距離は約10%を占めた。
顧客数では、ベルリン(25万8,000人)が最も多く、重慶(25万5,000人)、ハンブルク(21万2,000人)が続く。また、2018年1月以降の顧客増加数では、ベルリン(2万1,000人増)、ニューヨーク(2万人増)、バンクバー、重慶(各1万8,000人増)が上位を占めた。