独ヴォルタボックス、18年通期の売上予想を上方修正

独バッテリーシステムメーカーのヴォルタボックスは8月21日、2018年上半期(1‐6月期)の決算発表で、通期の売上予想を従来の6,000万ユーロから、6,500万~7,000万ユーロに上方修正した。一方、Ebit(利払前・税引前利益)ベースの売上高利益率は、従来の約10%から約7%に下方修正した。

売上予想の上方修正は、6月に買収を発表した米同業ナビタス・システムズ(Navitas Systems)が第3四半期から連結決算の対象となる見通しであるため。一方、トリアトロン(Triathlon)との販売提携関係の見直しによりEbitで約200万ユーロの負担が発生するため、Ebitベースの売上高利益率を下方修正した。

2018年上半期の売上高は1,810万ユーロとなり、前年同期(1,060万ユーロ)に比べ71.0%拡大した。Ebitベースの売上高利益率は前年同期の-7.1%から0.6%に改善した。従業員数は上半期に45人増えて144人となった。

同社は、自動二輪用のスターターバッテリーのほか、フォークリフトやトローリーバス、鉱山用坑内車両などにバッテリーシステムを供給している。

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