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ドイツ乗用車新車登録、8月は24.7%増加・9月からWLTP導入で前倒し登録増加

2018年9月7日発行 No.657号

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2018年8月の国内乗用車新車登録は、31万6,405台となり、前年同月に比べ24.7%増加した。8月単月では初めて30万台を超えた。欧州連合(EU)では9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されるため、従来のNEDC(新欧州ドライビングサイクル)で認証を受けた車両が8月に前倒しで登録されたことが大幅な増加の主因。1~8月の累計は前年同期比6.4%増の247万3,284台だった。独自動車工業会(VDA)のベルンハルト・マテス会長は、8月の大幅な増加は特別要因があったためとして、2018年の通期予想を従来の350万台(前年比1%増)に据え置いた。

8月の新車登録のうち、法人が全体の67.4%(前年同月比:37.8%増)、個人は全体の32.6%(同:4.3%増)だった。

独業界紙『オートモビルボッヘ』では、8月の新車登録のうち、従来のNEDC方式で認証を受けた車両を前倒しで登録した車両が少なくとも5万台あると予想している。法人による登録が37.8%増と個人の増加率(4.3%)を大幅に上回っていることから、ディーラーが前倒しで登録した車両を今後、新古車として販売していくと見ている。

■ 8月はディーゼル車も増加

8月の燃料別の新車登録は、ガソリン車が前年同月比32.6%増の19万6,425台となり、全体の62.1%を占めた。都市部への乗り入れ制限をめぐる議論の影響で減少が続いていたディーゼル車も7.8%増の10万3,063台(市場シェア:32.6%)に回復した。

代替燃料車はほとんどが2桁および3桁の伸び率だったが、液化石油ガス車は唯一、前年同月比18.7%減の344台にとどまった。ハイブリッド車は84.8%増の1万2,801台で、うち、プラグインハイブリッド車は31.1%増の3,431台に拡大した。純粋な電気自動車は12.9%増の2,457台、天然ガス車は245.1%増の1,301台だった。

ブランド別では、ドイツ勢は、メルセデスベンツ(10.9%減)、オペル(5.2%減)が前年同月を下回ったものの、ポルシェ(60.8%増)、フォルクスワーゲン(VW)(46.2%増)、アウディ(45.3%増)、スマート(32.2%増)、MINI(11.8%増)は2ケタの増加。フォード(7.4%増)、BMW(3.1%増)は1ケタの増加だった。

国外ブランドでは、ルノー(101.9%増)、セアト(92.7%増)、ジープ(91.1%増)、ジャガー(87.9%増)の伸び率が大きかった。登録実績では、ルノー(1万7,865台)が最も多く、セアト(1万7,220台)、シュコダ(1万7,218台)が続いた。

日本勢は、スバル(74.0%増)、三菱自(62.4%増)、トヨタ(13.4%増)、マツダ(5.7%増)が増加、レクサスは横ばい(2017年8月:203台)だった。ホンダ(40.0%減)、日産(24.3%減)、スズキ(3.5%減)は前年同月に比べ減少した。

■ 8月の生産・輸出台数は大幅に減少

VDAによると、8月の国内生産は、前年同月比31%減の31万400台、輸出も34%減の23万4,000台に大きく下落した。WLTPへの変更や、工場の夏季休暇の影響があった。1~8月の累計では、輸出が前年同期比6%減の273万1,000台、生産も6%減の353万5,900台だった。また、1~8月の国内受注は1%増、国外受注は2%増だった。

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