AI研究開発の独新興企業、950万ユーロを調達

人工知能(AI)の新興企業である独ExB Labsはこのほど、資金調達ラウンドで950万ユーロを調達したと発表した。同社は、学習機能を持つソフトウエアプラットフォームを開発している。

同社のソフトウエアプラットフォームは、大量の文章・画像データを分析することができる。ウェブおよびクラウドベースのデータ分析だけでなく、車両や携帯端末にも活用することができる。これまでに自動車、金融、健康分野などに導入実績がある。

今後は、様々な産業分野やAIプロジェクトで実績を証明してきた同社のプラットフォーム技術をライセンスモデルの汎用製品として提供していくことを目指している。調達した資金は主に、金融、自動車分野に投入していく方針。

今回の資金調達ラウンドでは、民間のベンチャーキャピタルファンド(VC)Alstin II Fonds(Alstin Capital)(ミュンヘン)がリード投資家を務め、バイエルン州の企業への投資に特化した州政府系VCのバイエルン・キャピタルも参加した。

ExB Labsは、コンピューター言語および臨床心理学を専門とするRamin Assadollahi博士が2000年に設立した。コグニティブ・コンピューティング(ある事象についてコンピューターが学習し予測するシステム)、神経言語プログラミング(NLP)、深層学習(ディープラーニング)などの研究・開発を事業とする。現在、EXBグループの従業員数は50人を超える。ミュンヘンに本社を置き、ライプチヒにも拠点を持つ。

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