ロケット・インターネット社長、AIや自動運転では米中企業が先行=独誌インタビュー

欧州を代表するネット企業であるロケット・インターネット(ドイツ)のオリバー・ザンバー社長は独経済誌『マネージャーマガジン』のインタビュー取材の中で、「人工知能(AI)や自動運転のような将来技術においては、米国と中国の企業が先行しており、ドイツが両国の決然とした姿勢から学ぶことは多い」との見解を示した。

ザンバー社長は、「ドイツでは多くの事を根本から変える必要があり、さらに水をあけられないようにするには、これまで以上の努力と野心的な取り組みが必要である」と述べ、ドイツ政府のAI戦略を「生焼けのイニシアチブ」と批判した。また、「お金、技術、データ」の統合が進む2025年または2030年に向けた「真のマスタープラン」が必要、との見解を示している。

具体的には、匿名の患者のデータを原則として公開することに賛意を示し、ドイツのデータ保護への要求は、AI改革の妨げになり、「ここではすべてが長くかかりすぎる」と述べた。

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