ドイツの民間商業銀行における今年上半期の融資額は、前年同期比4.9 %増の773億ユーロに拡大した。
今回の大幅な成長には、特に自動車ローンの増加が大きく寄与している。新車・中古車向けの融資額は5.5%増加し、新車においては8.3%の伸びを示した。一方、新車登録台数は2.9%の伸びにとどまった。中古車の名義変更においても、名義変更が2.1%の増加にとどまったにかかわらず、中古車向け融資は4%の伸びを示した。
民間銀行協会(BFACH)のイェンス・ロア理事は、自動車を購入する際に現金でなくローンを利用する消費者が増えていると語る。法人顧客融資の半分以上、消費者向け融資の40%以上が自動車関連だった。特に個人向け融資が12%増加したとしている。