ドイツ鉄道、独ライドプーリング新興企業に過半数出資

ドイツ鉄道(DB)は9月5日、エコカーのみを使用したタクシーのライドプーリング(相乗り)サービスを提供するベルリンの新興企業クレバーシャトルに過半数出資すると発表した。これにより、最寄り駅から自宅までの移動(ラストワンマイル)において、環境にやさしく、個別ニーズに対応じたオンディマンド・モビリティ・サービスを提供できるようになる。

クレバーシャトルのサービスは、利用者がアプリで同社のタクシーを予約すると、目的地が同じ方向の人が相乗りできるサービス。電気自動車やプラグインハイブリッド車、燃料電池車などのエコカーのみを使用しているのが特徴。現在は、ライプチヒ、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、シュツットガルトでサービスを提供している。年内に、フランクフルトとドレスデンでもサービスを開始する予定。

また、今回のDBによる過半数出資に伴い、ライプチヒでは、中央駅の1番線ホーム近くに電気自動車45台を配置し、国内最大の営業拠点とする。ライプチヒでは、クレバーシャトルと独メディア大手マドザック・メディアグループの合弁会社クレバーシャトルライプチヒがサービスを提供している。

上部へスクロール