独自動車大手のBMWは、2019年3月末の英国の欧州連合(EU)離脱に備え、4月1日から約1カ月、英国のオクスフォード工場の生産を休止する計画だ。同社の広報担当者が18日、dpa通信に明らかにした。
英工場の休止は、EUと英国政府のEU離脱交渉が不調に終わり、最悪のシナリオである「合意なき離脱」となった場合を想定したもの。英国外からの部品調達に問題が発生し、同工場で生産しているMINIの部品が不足する恐れがある。
広報担当者は今回の措置について、「最悪のシナリオにはならないかもしれないが、準備をしておく必要がある」と述べ、毎年の工場メンテナンス作業を4月1日から実施する方針を明らかにした。