ノルマ・グループ、ドイツの自動車メーカーから大型受注

クランプや結束バンドなど締結・接続技術の世界大手企業である独ノルマ・グループはこのほど、ドイツの自動車メーカーから大型受注を獲得したと発表した。契約期間は6年で、ノルマは年最大100万台分のガソリン燃料多層耐食パイプを供給する。自動車メーカーの名前は明らかにしなかった。

E-10のようなバイオ燃料や高燃費ガソリンを使うエンジンの導入により、カスタマイズ性や柔軟性のある製品への技術要求は高まっている。今回受注した製品はこれらの要求を満たすため、同社と自動車メーカーが共同で開発した。

同社はさらに同じ自動車メーカーから、樹脂複合パイプシステムを受注した。天然ガス車向けに年6万台分のパイプシステムを生産するほか、2019年からはロシア市場向けにガソリン車14万台分を生産する予定。

ノルマ・グループは欧州、北南米、アジアに28の生産拠点と物流センターを持っている。従業員は全世界で約8,300人。2017年の売上高は10億2,000万ユーロだった。

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