独自動車大手のBMWとダイムラーは20日、モビリティ事業の合弁会社をドイツの首都ベルリンに置くと発表した。また、事業統合の認可を欧州連合(EU)の欧州委員会に正式に申請したと明らかにした。
新合弁会社の出資比率は50%ずつとする。両社は新合弁会社を通して、モビリティサービスにおける包括的なエコシステム(ビジネス生態系)を提供していく意向を示している。指一本の簡単な操作で、インテリジェントで円滑に(シームレスに)ネットワーク化されたモビリティサービスを提供していく計画であり、また、同事業で世界的大手となることを目指していく。
具体的には、新合弁会社に、カーシェアリング、ライドヘイリング(相乗り)、パーキング、チャージング、さまざまな交通手段を検索して最適な経路をはじき出し、支払いや予約もできるマルチモーダル/オンデマンド・モビリティの5分野を統合する。
両社は、未来の移動(モビリティ)において顧客に他にはない(ユニークな)体験を提供するとともに、都市部における持続可能な移動(モビリティ)手段として自治体を支援していく。合弁会社の設立については、様々な国の当局に認可を申請しており、一部ではすでに認可を取得した。