独ベクター、仏ソフトウエア開発会社Squoring Technologies を買収

車載ネットワーク開発向けのソフトウエアツールなどを提供する独ベクター(Vector Infomatik GmbH)は17日、フランスのソフトウエア・システム開発プロジェクト管理アプリ開発会社Squoring Technologiesを完全買収したと発表した。プロジェクト管理アプリ「Squore」を使用するソフト開発プロジェクトにおける開発試験の質とパフォーマンスを向上させるのが狙い。買収契約は今年6月に締結していた。

「Squore」はソフト開発プロジェクトのライフサイクル内で発生するデータを収集・管理し、プロジェクト効率やプロセスの適合性、成果物の質を監視することで、ソフトウエア開発の効率や精度を向上させることができる。

Squoring Technologiesは2010年にフランスのトゥールーズで設立された。従業員10名はベクター・グループに統合される。同社のパトリック・アルトラCEOは今回の買収について、研究開発活動をさらに強化できると期待を寄せる。ベクターのトマス・リーグラフCEOもまた、Squoring Technologiesがソフトウエア評価などで新たなソリューションを提供する戦略において重要な役割を担うことになると語る。

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