起亜自、EV「Kia e-Niro」をパリモーターショーで初披露

韓国の起亜自動車は、10月2日から14日に開催されるパリモーターショーで電気駆動車(EV)「Kia e-Niro」を初披露する。新モデルは欧州向けに開発した電動SUVで、ドイツでは2019年初めに市場投入予定。

「Kia e-Niro」の最大の特徴は485km(WLTP基準)という長い航続距離。市街地走行においては615kmにまで伸ばすことができるという。標準モデルは64kWhのリチウムポリマー電池を搭載し、最大出力は150kW/204PS。100kWの急速充電器を使えば54分でバッテリー容量の80%を充電できる。バッテリーにも7年間のメーカー保証を適応する。停止時から時速100kmまでの加速性能は標準モデルで9.8秒、上級モデルで7.8秒となる。

長い航続距離は回生ブレーキシステムのほか、「コースティング・ガイド・コントロール(CGC)」と「プレディクティブ・エナジー・コントロール(PEC)」により実現した。この2つの技術はナビゲーションシステムと連動して予定走行路を分析し、ドライバーにエネルギー効率の良い運転操作を指示する。

起亜自動車は2016年に「Niro」のハイブリッド車、その翌年にプラグインハイブリッド車を投入している。「Niro」シリーズの累計販売台数は20万台以上となり、うち6万5,000台以上が欧州市場で販売された。

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