独フラウンホーファー材料・ビーム技術研究所(IWS)と独鉄鋼大手ティッセンクルップのエンジニアリング子会社のティッセンクルップ・システム・エンジニアリングは、ドイツのヴォルフスブルクで開催された自動車部品関連の「第10回国際サプライヤーフェア(IZB)」(10月16~18日)で、自動車のボディ加工に使えるレーザー溶接ガンを共同開発し、発表した。
このレーザー溶接ガンには、ガス吸込み機能が付いているためレーザー溶接ボックスの外でも自在に使える。従来のレーザー溶接工程における溶接の臭いや火花、光線、エアジェット(Crossjet)などの問題が発生しない。さらに、このレーザー溶接ガンは、異なる金属の部材も溶接できるため、部品の軽量化に役立つという。