ドイツ乗用車新車登録、10月は7.4%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2018年10月の国内乗用車新車登録は、25万2,682台となり、前年同月に比べ7.4%減少した。10月は前年同月に比べ営業日が2日多かったものの、欧州連合(EU)で9月からすべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)が適用されたことが影響した。1~10月の累計は、前年同期比1.4%増の292万6,046台だった。

燃料別では、ガソリン車が全体の62.3%(前年同月比:5.3%減)を占め、ディーゼル車は全体の31.8%(同:15.8%減)にとどまった。ハイブリッド車は前年同月に比べ31.5%増(市場シェア:4.4%)と好調だったが、プラグインハイブリッド車は30.8%減少した(市場シェア:0.8%)。純粋な電気自動車は前年同月に比べ55.5%増加している(市場シェア:1.3%)。液化石油ガス車は343台(12.8%増)、天然ガス車は206台(49.9%減)で、市場シェアはそれぞれ0.1%にとどまっている。

ブランド別では、ドイツ勢は、BMW(25.6%増)、スマート(23.8%増)、MINI(20.4%増)、メルセデスベンツ(19.2%増)が2ケタ増となったほか、フォード(5.0%増)、オペル(1.0%増)も前年同月を上回った。ポルシェ(74.2%減)、アウディ(64.0%減)、VW(18.9%減)は大幅に落ち込んだ。

国外ブランドでは、ボルボ(20.5%増)、フィアット(15.7%増)、ジープ(15.6%増)が大きく伸びた一方、テスラ(61.5%減)、ルノー(36.6%減)、ランドローバー(35.6%減)、サンヨン(34.6%減)は2ケタの減少だった。

日本勢は、三菱自(63.3%増)、レクサス(21.4%増)、マツダ(11.8%増)が2ケタ増となり、ホンダ(9.5%増)、トヨタ(2.4%増)、スズキ(2.8%増)も前年同月を上回った。一方、スバル(0.9%減)は微減、日産(51.6%減)は大幅な減少となった。

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