独自動車工業会(VDA)は11月2日、2018年の国内生産の通期予想を約530万台(前年比7%減)、輸出を410万台(6%減)に下方修正した。欧州連合(EU)で9月から新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)がすべての新車に適用された影響で生産台数が減少していることを踏まえた措置。VDAは2018年7月初め、2018年の国内生産は前年比3%減の550万台、輸出は420万台を予想していた。
■ 10月の生産・輸出は微増、1~10月は7%減少
VDAによると、10月は前年同月に比べ営業日が2日多かったものの、WLTP導入の影響により、国内生産は前年同月比3%増の44万2,500台、輸出も1%増の32万8,100台にとどまった。1~10月の累計では、国内生産は前年同期比7%減の437万9,100台、輸出も7%減の338万8,700台に低迷した。
国内受注は、10月が前年同月比8%減、1~10月は前年同期比2%減となっている。国外受注も、10月が前年同月比13%減、1~10月は前年同期比1%減と低迷している。