フランス電力公社(EDF)の英子会社EDFエナジーは10月30日、電気自動車(EV)向けのスマート充電ソリューションを提供する米ヌービー(Nuvve)と共同で英国内に最大1,500基のヴィークル・トゥ・グリッド(Vehicle to Grid、V2G)充電機を設置すると発表した。EDFの法人顧客向けに提供する目的で、最大15メガワットのエネルギー貯蔵容量を確保する。
V2Gは電気自動車(EV)の蓄電池と送電網の間で電力を双方向にやり取りする技術。EVに蓄積された電力はエネルギー市場で販売できるほか、電力使用のピーク時に送電網の安定性をサポートするために使われる。電力販売で得た追加収入により、EVは車両コストを相殺できるメリットがある。
英国政府は2030年までに、新車乗用車の50%と新車商用車(バン)の40%をEVモデルで占める目標を掲げている。