アウディやフォルクスワーゲン(VW)のチューニングメーカーである独アプトスポーツラインは、アウディの「RS6アバント」を電動化した。このハイブリッド・コンセプトカーアウディ「RS6-E」は、オーストリアのEVスタートアップ企業のクライゼル・エレクトリックと共同開発。クライゼルがバッテリーシステムを供給する。エンジンをチューンアップすることにより、最大出力は560PSから730PSに引き上げるとともに、電気モーター(288PS)を組み込むことでシステム最高出力1018PS、最大トルク1291Nmのパワーを引き出す。電機モーターは100km/h以上の領域でも作動させることができる。クライゼルが開発した13.6kWhのバッテリーシステムを搭載。ボタン操作で電気モーターを作動し、高速域での加速をアシストする。なお、アプトスポーツラインはアウディのフォーミュラEの車両開発も担当している。