VWグループ、将来の重要分野に5年間で約440億ユーロ投資

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは16日、2019~2023年の5年間に、電動車(エレクトロモビリティ)、自動運転、新しい移動(モビリティ)サービス、自動車および工場のデジタル化に、約440億ユーロを投資すると発表した。これはVWグループの2019~2013年の総投資額の約3分の1に相当する。これらの将来の重要分野における投資強化により、イノベーションを加速する。

VWグループは将来技術への投資資金を確保するため、グループ傘下のすべてのブランドで利益率の改善に注力する方針も示した。なお、同投資計画には、中国の合弁事業関連は含まれていない。

■ フォードとの提携交渉は順調に推移

VWによると、小型商用車における米自動車大手フォードとの提携に向けた協議は順調に推移している。製品、地域における両社の補完性は高く、コスト削減における相乗効果も大きいと見込んでいる、両社は複数のモデルの開発・生産で協力する方針。

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