独ダイムラー、総額200億ユーロのバッテリーセル調達

2018年12月14日発行 No.671号

独自動車大手のダイムラーは11日、電動車向けに総額200億ユーロ分のバッテリーセルを調達すると発表した。取引先などの詳細は公表していないが、一部の契約は調達期間が2030年にまで及ぶもよう。また、バッテリーセルのサプライヤーはすでにアジア、欧州で生産しており、サプライヤーの一部は今後、欧州、米国に生産進出する予定という。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は今回の大型調達について、「電動車の開発、世界的なバッテリー工場のネットワーク構築に続き、200億ユーロを超えるバッテリーセルの調達により、電動化への転換を断固として推し進める」とコメント。具体的には、2022年までに乗用車部門メルセデスベンツ・カーズの電動車のバリエーションを130種類に拡大する計画であり、これにデリバリバンやバス、トラックが加わる、と説明した。

ダイムラーはセルを外部から調達し、自社工場でバッテリーパックを生産している。世界3大陸に8工場の生産ネットワークを構築する計画で、うち、ドイツが5工場、国外は北京(中国)、バンコク(タイ)、タスカルーサ(米国)の3工場となる計画。

ダイムラーは2022年までにメルセデスベンツのすべてのセグメントで電動車を用意する計画。「EQブースト」と呼ばれる48ボルト電源を搭載したプラグインハイブリッド車は130種類以上、純粋な電気自動車および燃料電池車は10種類以上となる予定。

また、販売台数では2025年までに電動車の割合を全体の15~25%にすることを目指している。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、現在の販売台数をベースとすると34万5,000~57万5,000台となる計算。メルセデスベンツ・カーズの2017年の販売は計237万3,527台、うち、メルセデスベンツは223万8,000台、スマートは13万5,500台だった。

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