シェフラー、電気モーター市場に参入

独ベアリング大手のシェフラーは2020年より独自開発の電気モーターを市場投入することを計画している。電動車事業の責任者であるヨヘン・シュレーダー氏が独業界紙『オートモビルボッヘ』に語った。同社は電気モーターの生産規模については明らかにしていないが、すでに量産化に向け準備を開始している。生産する電気モーターの出力については、20kWから300kWまでと幅広くカバーする予定という。

同社は電動車向け事業を強化しており、2年前に電動駆動装置開発企業のCompact Dynamicsを買収している。今年11月にはモーターコアの有力メーカーである独エルモテック・シュタートマート・ホールディングを買収することで合意したと発表した。

将来の自動車のトレンドについて同社は、2030年には新車登録台数の30%が電気駆動車(EV)、40%がハイブリッド車になると予想。さらに、自動車の70%に電気駆動モーターが少なくとも1台搭載されることになるとみている。

上部へスクロール