中国の比亜迪(BYD)グループ は5日、仏子会社のBYDフランスがボーヴェ工場で製造した全長12メートルの100%電気駆動のEVバス2台を初出荷したと発表した。納入したのはボーヴェ市を中心とするボーヴァイス広域行政区で、同地域にとっては初のEVバスとなる。バス会社Transdevは、ボーヴェ・ティレ空港と都心部を結ぶルートなどで一日最長160kmを運行し、夜間にバスターミナルで充電する。一晩充電すれば翌日は終日運行できるという。バスは年内に本格運行を開始する。BYDは欧州市場でこれまでに600台のEVバスを受注しており、この分野ではトップメーカーとなっている。