ダイムラー、レベル2のトラック「カスケイディア」を米国で披露

北米ダイムラートラック(DTNA)は米ラスベガスで開催中の技術見本市(CES)においてレベル2の自動走行が可能なトラック「カスケイディア」を披露した。また10年以内にレベル4のトラックを市場投入すると発表した。

レベル2の自動走行ではステアリングといった方向操作のほか、アクセル、ブレーキ機能から成る走行・停止の操作が自動となる。米運輸省によると衝突事故の94%が人為的ミスによるもので、自動運転技術により安全性と運転の快適性の向上が期待されている。

DTNAは、自動運転機能を搭載した初のトラック「インスピレーション」を2015年に北米市場に投入している。今回披露した「カスケイディア」は「デトロイト・アシュランス5.0」と車線維持補助システムを搭載しており、量産トラックとしては初めて速度を問わず自動運転が可能となっている。

また、空気抵抗を改善したボディデザインやパワートレインの改良により、従来モデルに比べ燃費を35%向上させている。