ロシア新車販売、12月は5.6%増・18年通期は12.8%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は14日、同国の2018年12月の新車(乗用車・小型商用車)販売が17万5,240台となり、前年同月に比べ5.6%増加したと発表した。2018年は、1月から12月まで12カ月連続で販売が伸び、2018年通期の販売は前年比12.8%増の180万591台に拡大した。

ただ、自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は2019年については、1月からの付加価値税の引き上げに加え、米国の対露制裁が厳格化される可能性があると指摘、特に第1四半期の市場動向は不透明として懸念を示した。その一方で、市場では基本的に需要は堅調で、年内中に販売が安定し、成長基調に戻ると見込んでいる、との前向きな見通しも示した。

これらの要因を踏まえてAEBでは、2019年の国内新車販売が前年比3.6%増の187万台と緩やかな伸びを示すと予想している。

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