仏PSA、中国の中古車SCMサービス大手に出資

仏自動車大手PSAグループは18日、中国の中古車サプライチェーンマネジメント(SCM)サービス大手、風車(FengChe、上海)に出資すると発表した。PSAの成長戦略「プッシュ・ツー・パス」の一環で、自動車産業の上流から下流までをつなぐ「ワンストップ」の中古車売買サービスを提供する風車の強みを活かし、中国での中古車事業強化に弾みをつける。

風車は2015年の設立。中古車売買に関する管理・販売業務システムやB2B取引プラットホーム、ビジネスソリューションを開発し、OEM企業、自動車ディーラー、中古車市場、中古車販売店に提供している。信頼性の高い中古車評価システムやビジネスプロセス、調達先の管理などを通じて中古車売買プロセス全体の最適化を図り、販売業者の事業運営と収益性の向上につなげるのを得意とする。

PSAの中古車販売部門のルシャントル副社長は「風車への投資は、グローバルな地位強化と収益拡大を目指すPSAのグループ戦略の重要な一歩だ」と述べた。

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