仏自動車大手PSAグループは14日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と小型商用車(LCV)の合弁契約を2023年まで延長することで合意したと発表した。イタリア中部アテッサにあるセベル工場で生産能力を来年から引き上げるほか、PSA傘下のオペル/ボクスホールの大型バンの生産を開始する。
両社は1981年にセベル工場を開所した。現在、大型バンのフィアット「ドゥカート」、プジョー「ボクサー」、シトロエン「ジャンパー」を生産している。同工場は敷地面積が120万平方メートル、従業員数は6,200人となっている。
両社は中期的には、プジョー、シトロエン、オペル/ボクスホールの各ブランドの合弁対象のバンをPSAグループの工場で生産することも視野に入れている。