独自動車大手のアウディは15日、ハンガリー子会社アウディ・フンガリアの物流センター2棟の屋根に、太陽光発電設備を設置すると発表した。設置面積は、2棟合わせて約16万平方メートルとなり、建物の屋根に設置する太陽光発電設備では欧州で最大規模となる。2019年8月に施工を開始し、2020年初めに発電を開始する予定。
今回の取り組みは、独電力大手エーオン(E.ON)の子会社エーオン・フンガリアとの共同プロジェクトで、ジュールにある物流センター2棟(面積:各8万平方メートル)の屋根に、太陽光発電設備を設置する。
ピーク出力は12メガワットで、発電量は年9.5ギガワット時を超える。これは、5,000世帯の年間エネルギー需要に相当する。
アウディ・フンガリアは、熱供給ではすでに地熱エネルギーで需要の約70%に対応している。完全にカーボンニュートラルな拠点運営を目標にしており、太陽光発電設備の導入も同取り組みの一環に位置づけている。