ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した、同国の2019年2月の新車(乗用車・小型商用車)販売は12万8,406台となり、前年同月に比べ3.6%減少した。1~2月の累計は、前年同期比1.8%減の23万1,470台となった。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は2月の減少について、「約2年に渡り販売が伸びてきたが、僅かながらも2月は前年実績を下回った。ただ、消費者信頼感はこの数カ月、低下しており、マイナスへの落ち込みは全く予想外のことではない」とコメントした。また、同会長は今後について、「重要な問題は、安定・成長への回復あるいはその逆であるのか今後数カ月の市場動向だ。現在の見通しはあまり明るくない。政府は先ごろ、例えば若い家族向けなど、乗用車の購入支援策を発表したものの、根本的な変化を生むためには限定的すぎる」との見解を示した。