EU新車販売、2月は1.0%減少

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2019年2月の新車販売(登録)は、前年同月比1.0%減の111万4,692台となり、6カ月連続の減少となった。1~2月の累計は、前年同期比2.9%減の231万99台だった。

主要5カ国では、ドイツ(2.7%増)、フランス(2.1%増)、英国(1.4%増)が前年同月を上回ったものの、スペイン(8.8%減)、イタリア(2.4%減)で販売が落ち込んでいる。1~2月の累計でも、ドイツ(0.6%増)、フランス(0.5%増)、英国(0.6%減)がほぼ前年並みであるのに対し、スペイン(8.4%減)とイタリア(4.9%減)では減少幅が大きい。

2月のメーカー別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比0.7%減と低迷。2位のPSAグループは1.0%増、ルノー・グループも0.3%の微増にとどまった。日本勢は、三菱自(29.1%増)が2ケタ増と急伸したが、トヨタ・グループ(2.2%減)、日産(24.2%減)、マツダ(3.8%減)、ホンダ(8.7%減)は前年同月に比べ減少している。

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