独ベルトラント、高電圧バッテリー試験施設を開設へ

ドイツの自動車エンジニアリング大手ベルトラントは3月7日、エーニンゲン(シュツットガルト)に国内最大級の高電圧バッテリー試験施設を5月に開設すると発表した。投資規模は約1,500万ユーロ、施設の総床面積は1,200平方メートル。新センターでは、ハイブリッド車や電気自動車向けの高電圧バッテリーの性能評価や耐性試験を様々な気候環境の下で実施することができる。また、高電圧バッテリーの開発やバッテリーのプロトタイプ製造など、同社がこれまでに培ったノウハウを活かしてEモビリティ(電動車)分野の研究開発を強化する。同センターには高電圧試験室を6室、機械試験室を4室備える。高電圧試験室では、高電圧4回線を用意し、最大出力1,600Kw、マイナス40~プラス120度の気温を設定できる。機械試験室には、12台(各400 Kw)のバッテリー試験機と最大電圧1,200ボルト、最大電流1,200アンペアの高電圧を計24回線用意する。

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