欧州自動車工業会(ACEA)が25日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2019年3月の商用車新車販売は、前年同月比4. 1%増の27万2,272台に拡大した。販売増加は、年初から3カ月連続となる。3月は、バスを除くすべてのセグメントで販売が伸びた。1~3月の累計は、前年同期比5.1%増の65万4,657台となった。
3月の主要5カ国の登録台数は、英国(10.3%増)とドイツ(8.7%増)が大幅に伸びたほか、スペイン(4.9%増)も好調だった。フランス(0.3%減)は僅かに減少し、イタリア(3.4%減)も前年同月を下回った。
セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比4.6%増の23万787台だった。3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比2.1%増の3万7,796台、16トン以上の大型トラックも前年同月比2.1%増の3万790台に伸びた。
バスは、前年同月比4.9%減の3,689台と低迷した。主要国では、ドイツ(30.0%減)、英国(19.4%減)、フランス(17.5%減)が2ケタの減少だった。