スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは12日、中国・路橋工場で小型SUV「XC40」の生産を開始したと発表した。現地での需要増大に対応する。同モデルはこれまでベルギーのヘント工場のみで生産していた。
路橋工場は親会社の浙江吉利控股集団が所有し、ボルボ・カーズが運営する。浙江吉利傘下の吉利汽車とボルボ・カーズとの共同開発プラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」を導入し、一つの生産ラインでエンジン車と電気自動車(EV)の混流生産を可能にしている。現在、XC40に加え、吉利汽車のブランド「LYNK&CO」のSUV「01」、ボルボ傘下のポールスターの完全電気自動車(EV)「ポールスター2」の3モデルを生産する。
XC40は2017年に市場投入された同社の人気モデル。世界販売数は約10万台に上る。