ルノーのコネクテッドEV商用車、都市の個別配送の実験事業に使用

仏自動車大手ルノーは17日、コネクテッド機能を持つ完全電気駆動の小型商用車「EZフレックス」を使った実験事業を行うと発表した。都市部での個別配送に伴うニーズの把握が目的。車両の複数のセンサーを通じて配達に関連する様々なデータを収集し、都市物流のニーズにより適合した車両の設計に役立てる。実施期間は2年間。

EZフレックスは全長3.86メートル、全幅1.65メートル、全高1.88メートルで、荷室体積は3立方メートル。最小回転半径は4.5メートルと操縦性に優れる。都市部における1日の配達の平均走行距離が50キロメートルであることを踏まえ、最大航続距離150キロメートルを確保している。同モデルは5月16日から18日までパリで開催される技術系見本市「VIVA テクノロジーフェア」で展示の予定。

ルノーは昨年9月、電気駆動の配達用自動運転車両のコンセプトモデル「EZ PRO」を発表している。

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